黒人差別根絶へ支持訴え 米大統領、過激主義を非難

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23日、ワシントンで開かれた黒人議連のイベントで演説するバイデン米大統領(AP=共同)
23日、ワシントンで開かれた黒人議連のイベントで演説するバイデン米大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】2024年米大統領選で再選を狙うバイデン大統領は23日、ワシントンで開かれた黒人議連のイベントで演説した。白人と黒人の経済格差がなお大きい現状で「人種差別の根絶へ懸命に取り組んでいる」とアピールし、民主党政権への支持を訴えた。トランプ前共和党政権で高まった白人至上主義やアジア系も含む人種への過激主義を非難した。

 トランプ政権で保守化した最高裁は今年6月、大学入学選考で黒人らを優遇する積極的差別是正措置を違憲とした。バイデン氏には黒人層などの不満を意識し、融和を諦めない決意を示す狙いもありそうだ。

 バイデン氏は、共和党の大統領候補指名争いで独走するトランプ前大統領やその支持者が「憎悪や分断を広めている」と指摘。「米国の民主主義の行方が懸かっている」と訴え、黒人票を追い風に勝利した20年大統領選に続き、自身を大統領に選ぶよう呼びかけた。

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