ブロック塀が崩れ男児骨折、福井 鯖江市立小に通学途中
26日午前7時10分ごろ、福井県鯖江市舟津町の住宅のブロック塀が崩れ、通学途中だった同市立惜陰小6年の男子児童が巻き込まれて右脚を骨折するけがを負った。鯖江市によると、男児は病院に搬送され、約2カ月の入院治療が行われる見込み。
県警や市が詳しい状況を調べている。
市によると、ブロック塀はコンクリート製のブロックが6段計36個積まれたもので、男児が触れたところ上の2段が崩れたという。
ブロック塀のある住宅は、集団登校の集合場所の空き地と隣接。同小では通学路の途中に危険な場所がないか点検していたが、自宅から集合場所までは点検が不十分で、今回の現場が危険との認識がなかったという。
住宅に一人で暮らす男性(67)によると、男性は崩れたことに気づかなかったという。男性はその後、男児の祖父母に謝罪した。倒れたブロック塀は40年ほど前に設置していた。男性は「先ほど業者に見てもらい、近々フェンスにするつもりだ」と話した。
市教育委員会が記者会見し、斎藤教育長は「子どもたちの安全確保に一層努めたい」と話した。
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