財政審、報酬改定が焦点 24年度予算の議論開始

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財政制度等審議会の分科会で発言する鈴木財務相(中央)=27日午前、財務省
財政制度等審議会の分科会で発言する鈴木財務相(中央)=27日午前、財務省

 財務省は27日、財務相の諮問機関である財政制度等審議会の分科会を開き、2024年度予算編成に関する意見書のとりまとめに向け議論を開始した。24年度は介護、医療、障害福祉サービスの報酬を同時に見直す「トリプル改定」の年に当たる。業界はプラス改定を求める一方、保険料負担の上昇抑制を目指す財務省は慎重な立場で、報酬改定がどう決着するかが焦点の一つだ。

 鈴木俊一財務相は分科会の冒頭で、24年度予算と新たな経済対策に基づく補正予算の編成について「歳出構造を平時に戻していくとともに、緊急時の財政支出を必要以上に長期化させないよう取り組む」と話した。

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