アゼル側は192人死亡 カラバフ、5万人超が避難

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27日、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで2020年9月に始まった大規模衝突の犠牲者を追悼するアゼルバイジャン市民=首都バクー(ゲッティ=共同)
27日、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで2020年9月に始まった大規模衝突の犠牲者を追悼するアゼルバイジャン市民=首都バクー(ゲッティ=共同)

 アゼルバイジャン保健省は27日、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで19~20日に行った攻撃でアゼルバイジャン軍と内務省部隊の計192人が死亡し511人が負傷したと明らかにした。タス通信が報じた。またアルメニア政府は27日、ナゴルノカラバフから保護を求めて同国入りした避難民が27日までに5万人以上になったと発表した。

 アルメニアは、攻撃によりナゴルノカラバフ側に200人以上の死者と約400人の負傷者が出たとしている。今回の交戦で、6500人以上が死亡したとされる2020年9月に始まった大規模衝突に次ぐ多数の犠牲者が出たことが明確になった。

 アゼルバイジャン国境警備隊は27日、ナゴルノカラバフの行政府で首相に当たる国務相を務めていたロシアの元投資家ワルダニャン氏をアルメニア国境で拘束したと発表した。アゼルバイジャンに不法入国した疑いが持たれているという。

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