音楽監督にティーレマン氏 ベルリン歌劇場、巨匠後任
【ベルリン共同】ベルリン市は27日、世界的指揮者ダニエル・バレンボイム氏の後任として、ベルリン国立歌劇場の音楽監督に同市出身の指揮者クリスティアン・ティーレマン氏が就任すると発表した。任期は来年9月から。バレンボイム氏は健康状態を理由に退任を表明していた。
ティーレマン氏はドイツ・バイロイト音楽祭の音楽監督などを歴任。2019年のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートで指揮し、来日公演も多い。声明で「故郷に戻り、歌劇場を未来に導けることをうれしく思う」と喜びを述べた。
バレンボイム氏も声明で「歌劇場の今後に期待している」と祝福した。
バレンボイム氏はアルゼンチン生まれで、今年1月に「健康状態が著しく悪化し、音楽監督に期待されるパフォーマンスを提供できなくなった」と退任を表明。以前に「深刻な神経疾患と診断された」と明らかにしていた。
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