あきた舞妓「佳乃藤」から芸者「和丸」に　「初心忘れまい」と改名

　秋田市の「せん」に所属するあきた舞妓（まいこ）の佳乃藤（かのふじ）さん（にかほ市出身）が１０月１日から芸者「和丸（かずまる）」として活動することになり、関係者向けのお披露目会が２９日、秋田市千秋公園のあきた文化産業施設「松下」で行われた。和丸さんは優美な歌と踊りを見せ、新たな一歩を踏み出した。

　和丸さんの両親ら１１人が出席。芸者の正装である「出の衣装」で登場した和丸さんは、遊女の恋心などがにじむ「蓬莱（ほうらい）」を歌い、華やかな長唄「花の三番叟（さんばそう）」に合わせて踊った。