インド、カナダ外交官の削減要求 事実上の国外退去、関係悪化で

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20カ国・地域首脳会議の関連行事に出席したインドのモディ首相(手前)とカナダのトルドー首相=9月、ニューデリー(SEAN・KILPATRICK、カナダ通信提供・AP=共同)
20カ国・地域首脳会議の関連行事に出席したインドのモディ首相(手前)とカナダのトルドー首相=9月、ニューデリー(SEAN・KILPATRICK、カナダ通信提供・AP=共同)

 【マレ共同】英紙フィナンシャル・タイムズは3日、インド政府がカナダに対し、インド駐在の外交官約60人を約3分の1に削減するよう求めたと報じた。事実上の国外退去要求。シーク教徒の独立運動に関わった男性が6月にカナダで殺害された事件を巡り、カナダのトルドー首相がインド政府関与の可能性を指摘し、両国関係は劇的に悪化している。

 インド側は今月10日までの減員を要求。期限を過ぎれば外交特権を剥奪するとしているという。インド外務省は9月の記者会見で、カナダがインドに駐留させている外交官数はインド側がカナダに配置している数よりもずっと多いと説明していた。

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