公道走行中のEV車に給電 東大やブリヂストン初実験

※写真クリックで拡大表示します
車両下に設置した受電コイルについて説明する東大大学院の藤本博志教授=3日午後、千葉県柏市
車両下に設置した受電コイルについて説明する東大大学院の藤本博志教授=3日午後、千葉県柏市

 東大大学院やブリヂストンなどの共同研究グループは3日、千葉県柏市で公道を走行中のEVに給電する国内初の実証実験を開始したと発表した。道路に埋め込んだコイルから送電された電力を車両に搭載されたコイルが非接触で受け取る仕組みで、バッテリーの小型化や充電時間の短縮が可能になるという。28年ごろからの実用化を目指す。

 実験では、交差点の信号付近の道路にコイルを設置。EVが信号で減速や停止する際に自動で充電できるようにする。10秒の充電で一般的なEVが1キロ走行できるという。

 実証実験は25年3月末までの予定。政府は35年までに国内で販売する乗用車の新車を全て電動車にする目標を掲げている。

お気に入りに登録
シェアする

秋田魁新報(紙の新聞)は購読中ですか

紙の新聞を購読中です

秋田魁新報を定期購読中なら、新聞併読コース(新聞購読料のみ)がお得です。

新聞は購読していません

購読してなくてもウェブコースに登録すると、記事を読むことができます。