全不法移民に国外退去命令 パキスタン、対テロ強硬策

 【イスラマバード共同】パキスタンのブグティ内相は3日の記者会見で、国内に住む全ての不法移民に対し、10月末までに国外退去するよう命じると発表した。従わない場合、資産を没収し強制送還する。今年パキスタンで起きた自爆テロ24件のうち、14件で隣国アフガニスタン人が関与していたと説明した。テロ対策に苦心する中、強硬手段に打って出た。

 不法移民はアフガン人だけで約170万人に上る。11月1日以降は、不法移民による事業も摘発し、便宜を図ったパキスタン国民は処罰の対象となる。情報提供のための電話窓口を設置し、報奨金を出す。

 ブグティ氏は「テロ撲滅と確実な不法滞在者の追放」への取り組みを強調した。

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