東日本大震災

「東日本大震災」に関するニュース一覧です。

遠い風近い風[小松由佳]あの日は終わらない

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 福島県いわき市の「久之浜(ひさのはま)」。松の木が並ぶ堤防を抜けると、青々とした海が広がった。かつてここは、太平洋に面した小さな漁師町だった。あの震災の日までは。

地方点描:サイレン[本荘支局にかほ市駐在]

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 12年前の東日本大震災。県南内陸部の中学3年だった私は大きな揺れを感じ、けたたましいサイレンの音を聞いた。「ただごとじゃないな」と実感した瞬間だった。

ごみの山から煙と炎が…「蓄熱火災」に注意 過去の災害で発生例

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 過去に国内で起きた大規模災害では、仮置き場などに積まれた災害ごみが自然発火する「蓄熱火災」が発生している。ガスボンベや灯油タンクなどの危険物が原因の火災も起きており、いずれも注意が必要だ。

時代を語る・銭谷眞美(40)大震災、博物館が協力

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 平成23(2011)年3月11日。私は東京国立博物館(東博)の近くにある国立西洋美術館の展覧会の開会式に出席していました。そこでグラグラグラッと大きな揺れに見舞われました。東日本大震災です。ものすご…

北斗星(6月21日付)

 つらい気持ちで抱き上げた男児の遺体には500ミリリットルの空のペットボトルが抱っこひもでくくりつけられていた。やはり遺体で見つかった母親が津波の迫る中、浮力で助かってほしいと、とっさにくくりつけたの…

北斗星(6月15日付)

 米大リーグで大谷翔平選手ら日本人選手の活躍が目覚ましい。その先駆けとして1964年に日本人初の大リーガーとなったのが村上雅則投手。初登板のマウンドに向かいながら気持ちを落ち着かせようと「上を向いて歩…

これからも帰る場所は角館 東日本大震災で移住の女性、感謝と寂しさ胸に旅立ち

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 東日本大震災後に福島県いわき市から秋田県仙北市角館町に移り住んだ山部里桜さん(18)はこの春、12年間暮らしたまちを離れ、東京都の大学に進学する。不安な日々を乗り越え、大好きになった第二の古里からの…

北斗星(3月28日付)

 旅立ちの春、進学や就職などに伴う新天地での生活に不安を感じている人もいるだろう。予期せず古里を離れざるを得なかったという体験の持ち主もいる。仙台市の松七五三萌々香(まつしめ・ももか)さん(21)がそ…

個別避難計画、県内で策定済みは2市町 支援する側、人材確保が難しく

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 東日本大震災から12年。未曽有の津波被害で亡くなった人の中には、高齢者や障害者といった自力避難が難しい人も多かった。こうした災害弱者の逃げ遅れを防ぐため、国は要支援者の避難手順などを定めた「個別避難…

北斗星(3月16日付)

 東日本大震災の発生時、秋田市では最大震度5強を観測した。職場のあるフロアも激しい揺れに襲われた。大きな地震とすぐに分かったが、横揺れが想像以上に長く続いた。船に揺られているような感覚を覚えた

まだ足りない「福祉避難所」 施設関係者同士で連携の動きも

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 秋田県内九つの身体障害者団体でつくる連絡協議会は2019年、災害時の支援について25市町村を回って要望活動を行った。東日本大震災以降、避難や避難生活について会員から不安の声が上がっていたからだ。

東日本大震災の被災地の12年を短歌に 除染に携わった大仙市の男性

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 秋田県大仙市協和の鈴木仁さん(62)は、東日本大震災後に福島県で復旧作業に携わったのをきっかけに、被災地に通って短歌を詠み続けている。地元紙などに投稿し、掲載された作品も複数ある。鈴木さんの歌から被…

北斗星(3月12日付)

 12年前のきょう、東日本大震災直後の宮城県沿岸部に取材で入った。避難所で撮った写真を見返すとマスク姿の人が写っている。町役場の会議室で高齢者が口と鼻をしっかり覆って横になっていた。翌日訪れた小学校の…

東日本大震災で避難してきた人々、古里への思い語る 秋田市で交流会

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 東日本大震災で秋田県内に避難してきた人や支援者らの交流会が11日、秋田市上北手の遊学舎で開かれた。宮城、福島両県からの避難者10人を含む計22人が参加し、古里への思いや本県での暮らしについて語り合っ…

2011年生まれの小学生、東日本大震災の体験聞く 大仙・FMはなび特別放送

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 秋田県大仙市のコミュニティーFM局・FMはなびは11日、東日本大震災のあった2011年に生まれた小学生が被災者から12年前の被災経験を聞く特別番組「12歳のあなたへ」を生放送した。スタジオ前の大曲ヒ…

県内避難者380人、ピーク時の2割 東日本大震災12年

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 東日本大震災の被災地から秋田県内への避難者は今月1日時点で380人(150世帯)となり、ピーク時の2割余りに減少した。震災発生から12年が経過し、帰郷したり、本県に定住して避難者登録を解除したりする…

社説:東日本大震災12年 住民帰還の支援強化を

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からきょうで12年。関連死も含めた死者は2万人近くに達し、行方不明者は約2500人に上る。甚大な被害の記憶を風化させず、教訓を次世代に継承することが大切だ。

北斗星(3月11日付)

 2011年3月の東日本大震災で、岩手県大槌町の中心部は津波と火災のため壊滅状態となった。大震災後の一時期、町の臨時職員となった菊池由貴子さんは通勤途中、街に飲料の自動販売機が設置されたのに気付いた。…

どうやって避難すれば…災害弱者募る不安 策定進まぬ「個別避難計画」

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 12年前の3月11日に起こった東日本大震災の死者は約1万6千人に上る。中でも、多くの高齢者や障害者が安全な場所へ避難できず津波にのまれた。避難所での生活や移動による負担が要因となった災害関連死も発生…

秋田市のこども園で避難訓練 東日本大震災の映像に「津波怖い」

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 秋田市土崎港西の「こども園あきた風の遊育舎」(澤口勇人園長)で10日、大地震による津波を想定した避難訓練が行われた。園児と職員計250人が参加し、有事の際に命を守るための行動や手順を確認した。