2024年物流危機

運送業者だけでなく、秋田県民の生活にも大きく影響する「物流の2024年問題」。大消費地である首都圏から遠い秋田では特に厳しい現実が突きつけられている。物流の停滞を防ごうと取り組む県内の動きを追い、あるべき将来像を探った。7回続き。

運転手の労働環境改善、国や消費者に求められるのは 2024年物流危機(7)

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 トラック運転手の残業時間規制が来年4月に迫る中、長時間労働是正や賃金の上昇など運転手の労働環境を改善し物流を維持していくために、国や消費者にはどのような対応が求められるのか。元トラック運転手でフリー…

運転手は、収入減や負担増を懸念 2024年物流危機(6)

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 来年4月からトラック運転手の残業時間が年960時間までに規制されることを受け、当事者の運転手からは歓迎だけでなく不安の声も上がる。長時間勤務が常態化している労働環境が改善される一方、残業代は減る可能…

青果物輸送の実証実験、集約拠点設け効率化 2024年物流危機(5)

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 8月下旬、秋田県横手市のJA全農あきた県南園芸センターに大型トラックが次々と集まった。運転手たちは自らフォークリフトを操り、トマトやシイタケ、キュウリの入った荷物を手際よく積み込み、再びトラックに乗…

トラックの代替、鉄道や船舶が選択肢に 2024年物流危機(4)

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 トラックでの輸送から鉄道や船舶に切り替える「モーダルシフト」を検討する動きが秋田県内で広がっている。物流の2024年問題への対応として実証実験が行われており、本格運用に移行している例もある。

長距離輸送、リレーで運転手の負担軽減 2024年物流危機(3)

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 「2024年問題」への対応と将来的な物流網維持のため、秋田県内企業やJAは運転手の拘束時間を縮める取り組みを始めている。

荷主優位の慣習、無報酬で付帯作業も 2024年物流危機(2)

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 運転手による配送先での積み替えなど無報酬の作業や、長時間の「荷待ち」の常態化。「物流の2024年問題」対策で重要になるのが、こうした運送業界の慣習の見直しだ。

2030年には運べる荷物46%減少、県内推計 2024年物流危機(1)

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 運送業者だけでなく、秋田県民の生活にも大きく影響する「物流の2024年問題」。大消費地である首都圏から遠い秋田では特に厳しい現実が突きつけられている。物流の停滞を防ごうと取り組む県内の動きを追い、あ…