あきた医療はいま

秋田県内で高齢化と人口減少が急速に進む中、医療提供体制の在り方が変わろうとしている。一般的な入院治療を完結できる「2次医療圏」が来年度、現行の八つから三つに再編される。患者の減少や医師不足などにより、現状の体制維持が難しくなっているためだ。本県医療の今とこれからを追った。7回続き。

2次医療圏、医師や設備の集中図る 疾病別に柔軟対応を あきた医療はいま(7)

会員向け記事

 2次医療圏は、がんや糖尿病など一般的な入院治療を完結できる区域だ。医療法に基づき、都道府県が6年ごとにつくる医療計画で設定する。

救急病院の24時間体制、負担重く 働き方改革の進め方重要 あきた医療はいま(…

会員向け記事

 1病院当たり1395人。これは、2021年に秋田県内の救急病院が受け入れた救急搬送患者の平均人数だ。

訪問診療、人手不足で体制整わず オンライン活用も模索 あきた医療はいま(5)

会員向け記事

 秋田内陸線が近くを走る秋田県仙北市田沢湖ののどかな田園地帯。9月上旬、市立西明寺診療所長の市川晋一医師(72)が、看護師と共に80代女性の自宅を訪れた。

総合診療、高齢化で患者のニーズ変化 長期療養者病床不足も あきた医療はいま(…

会員向け記事

 「血圧は少し高いですが、大丈夫ですよ。あれ、腕が腫れていますね。押すと痛いですか」「うーん、いくらか痛いな」「ちょっと目立ちますね…」

医師の地域偏在、高齢化進む 若手の県内定着が課題 あきた医療はいま(3)

会員向け記事

 「医師や看護師が不足して最低限度の対応しかできない」「医師がいなくて他の地域の病院を紹介することもある」

地域の「砦」どう守る?身近な病院、安定運営の仕組み必要 あきた医療はいま(2…

会員向け記事

 232世帯が暮らす秋田県仙北市田沢湖の田沢地区で8月、事前予約制の市民バスの運行が始まった。住民有志でつくるNPO法人「ガンバってらよ田沢」が、地区と市立田沢湖病院を結ぶ約10キロの路線で1日計11…

分娩受け入れ施設、20年間で4割減 若い世代の不安材料に、あきた医療はいま(…

会員向け記事

 秋田県内で高齢化と人口減少が急速に進む中、医療提供体制の在り方が変わろうとしている。一般的な入院治療を完結できる「2次医療圏」が来年度、現行の八つから三つに再編される。患者の減少や医師不足などにより…