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新聞読み「社会」意識を 横手市、中高教員ら活用法学ぶ

NIEの実践について大曲高の小川さんが発表した学習会

 授業などでの新聞の活用法を学ぶ「NIE学習会」が23日、横手市の横手就業改善センターで開かれた。県内の中学校や高校の教員、高校生ら12人が参加。長年NIEに取り組む大曲高校国語科の講師・小川康さんが、これまでの実践やNIEを通じて生徒に伝えたかったことを発表した。

 小川さんは、横手高定時制に勤務していた8年ほど前からNIEに取り組み始めた。「自分に何ができるのか、どうなりたいかを考え、答えを出せるのは自分だけ。自分を知るには、まず社会を知る必要がある。NIEはその手段になる」と考え、記事の読み比べや切り抜きなどを通して、生徒が「社会」を意識できるよう心掛けてきたという。

 現在、小川さんが大曲高で行っているのが、生徒が記事を読んで感じたことを数行の「つぶやき(短いコメント)」にして書き込む実践。記事を貼った模造紙を校内に掲示して生徒が「つぶやき」を書き込めるようにしたり、記事を載せた「回覧板」を週に1回教室内で回し、生徒たちに「つぶやき」を書かせたりする実践を紹介した。

 この日は小川さんの教え子の大曲高2年、古谷綸子さんと佐藤優奈さんも参加。「以前は記事をうのみにしていたが、NIEに取り組んでから自分の意見や疑問を持つようになった」などと語った。

 学習会ではこのほか、若手教員がNIE実践の悩みなどについて話題を提供。「生徒に記事を読ませるのが難しい」という悩みに対して、参加者からは「先生が選んだ記事を読ませるのではなく、新聞を丸ごと渡して、そこから興味のある記事を生徒自身に選ばせる方法もあるのではないか」などのアドバイスが寄せられた。

(2019/02/24 秋田魁新報掲載)