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新聞活用へ模擬授業 横手市、教員23人が学習会

二つの記事の読み比べなどを行ったNIE学習会

 授業などでの新聞活用法について学ぶ「NIE学習会」が7日、横手市の横手就業改善センターで開かれた。県内の小・中学校、高校の教員ら23人が参加。各校での実践例の報告や模擬授業を通じ、新聞活用の方法などについて理解を深めた。

 十文字中(横手市)の学校司書髙田幸子さんは小中学校でどのように新聞を活用、展示しているかを紹介。新聞閲覧コーナーの横にメモ用紙やはさみを置き、生徒が興味のある過去の記事をいつでも切り取れるようにしているなどと説明した。髙田さんは「新聞を手に取ってもらえるように、興味のある記事はどんどん切り取れる環境をつくっている」と語った。

 続いて、教育専門監(国語)の佐藤利美教諭が「二つの記事を比べて考えよう」と題して模擬授業を行った。

 平昌冬季五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を達成した羽生結弦選手の凱旋(がいせん)パレードを取り上げた記事を使用。3人一組となって参加者に記事を比較してもらい、内容の違いやなぜ違うかを考えさせた。各グループの発表では、前のグループと異なる視点を交えてそれぞれが考えを述べた。

 この実践のポイントに関して佐藤教諭は「二つの記事と写真を比べた結果について、それぞれのグループに『対話』させる。そして『意見の似ているところ』と『違うところ』を考えることで、子どもたちが自ら理解を深めていくことができる」と説明した。

 参加した教員は「最初に新聞の写真で一気に興味を引きつけて題材に関心を持たせる点など、自分の授業にも取り入れてみたい」などと感想を述べていた。

(2018/07/08 秋田魁新報掲載)