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新聞で防災力高めよう 盛岡市で全国大会始まる

盛岡市で始まったNIE全国大会=26日午後

 学校の授業など、教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の実践報告をする第23回NIE全国大会が26日、盛岡市で始まった。「新聞と歩む 復興、未来へ」をスローガンに27日までの日程。新聞を使った防災教育など、地元の学校が工夫を凝らした授業が公開される予定だ。

 日本新聞協会の白石興二郎会長は開会式のあいさつで、災害の際にフェイクニュースが拡散する問題に触れ「信頼できる情報とは何かが問われている。新聞で多様な意見や価値観に触れれば、情報を客観的に読み解く力が培われる」と述べた。

 講演した明治大の斎藤孝教授は「日本中が災害に苦しむ中、新聞で蓄積した情報を全国で共有すれば、社会の耐震力を徐々に高めることができる」と語った。

 復興と教育に関する座談会も開かれた。岩手県大船渡市出身で宮城教育大3年の高橋莉子さん(21)は東日本大震災の当時中学1年で、手作りの学校新聞「希望」の発行に携わった。教員を目指しているといい「次の世代が未来を担うためには過去の情報を知ることが大事。そのためには新聞が有効だと思う」と話し、将来、自分の授業でも新聞を活用したいと意気込んだ。

 27日は特別分科会として、岩手県大槌町の義務教育学校での授業も公開される。

(2018/07/27 秋田魁新報掲載)