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「ことばの貯金箱」実践 横手市、教員らが学習会

新聞から心に響いた言葉や写真を切り取って作品を仕上げる参加者

 授業などでの新聞の活用法を学ぶ「NIE学習会」が8日、横手市のかまくら館で開かれた。県内の小中学校や高校の教員、小学生ら19人が参加。日本新聞協会NIEアドバイザーで大曲農業高校の佐藤香教諭が、新聞から気になる言葉や写真を次々に切り取っていく「ことばの貯金箱」という活動を紹介した。

 「ことばの貯金箱」は、新聞を読んで心に響いた言葉や写真、絵を切り取り、A4サイズの紙に貼り付けていくもの。白鷗大学非常勤講師の渡辺裕子さんが考案し、各地の小中学校や高校で実践されている。

 参加者は、新聞から気になる言葉や写真をどんどん切り取って集めた後、そこからさらにパーツを選んで紙に貼り付けていった。紙の空いている所には自分の思いなどを書き足し、作品を仕上げた。

 ある参加者は、「十人十色」「輝く星に」「相手を思って」といった言葉を選んで貼り付けた。「最初は深く考えずに言葉を切り取っていたが、選ぶうちに自分が顧問をしている部活の子どもたちのことが思い浮かんだ」と作品に込めた思いを紹介した。

 佐藤教諭は「言葉や写真を選んでいるうちに、心の奥に潜む心理が湧き出てきたり、『自分にはこんな思いがあったのか』と気付いたりする。自分の心と向き合える『ことばの貯金箱』をいろいろな場で試してみてほしい」と話した。

 この日は、岩手県で7月に行われた「NIE全国大会」に参加した矢島高校の石澤宏基教諭が、盛岡市での公開授業などについて報告した。

(2018/12/09 秋田魁新報掲載)