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新聞は心つなぐ役割も 横手市、県内教員ら活用法学ぶ

NIEのユニークな取り組みなどを紹介したNIE学習会

 授業などでの新聞の活用法を学ぶ「NIE学習会」が29日、横手市のかまくら館で開かれた。県内の小中学校、高校の教員、高校生ら18人が参加。横手明峰中学校の渡會寛之教諭が「心をつなぐNIE」と題して、赴任校でのユニークな取り組みを紹介した。

 渡會教諭は、前任校である横手市立平鹿中学校の木村哲弥校長(今年3月退職)によるNIEの名物コーナー「てつやが読む!!」を紹介。木村校長が興味を持った記事を切り抜いて感想や意見などを書いたものを、年間100枚以上作って廊下に掲示していた。コーナーの前で足を止める生徒も多かったという。

 木村校長の定年退職を前に、生徒たちが「校長先生のために何かできないか」と渡會教諭に相談。そこで渡會教諭が提案したのが、家族や友人と記事を読んで話し合った感想をまとめる「いっしょに読もう!新聞コンクール」(日本新聞協会主催)への応募だった。全校生徒の97%が作品を完成させ、新聞活用に熱心に取り組んだ学校を表彰する「優秀学校賞」を受賞。集会で校長に賞状をプレゼントすることができたという。

 渡會教諭はこの経験を通して「新聞は言葉の力を身に付ける教材という役割だけでなく、時には教職員と生徒の心をつなぐ役割をすると知った」と語った。参加した教員は「いろいろな先生が、いろいろな切り口で新聞を活用していることに感激した」などと感想を述べていた。

 また秋田市立大住小学校の佐藤祐貴教諭が、新聞に興味を持ってもらうための実践について紹介した。

(2019/06/30 秋田魁新報掲載)