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新聞で深い対話育もう 宇都宮、NIE全国大会始まる

宇都宮市で始まった第24回NIE全国大会=1日午後

 教育現場で新聞を活用する「NIE(教育に新聞を)」の実践報告をする第24回NIE全国大会が1日、宇都宮市で始まった。小中高校の次期学習指導要領が、積極的な学び合いを通じて考えを深めていくことなどを目指す「主体的・対話的で深い学び」を掲げたことを踏まえ、「深い対話を育むNIE」を大会スローガンとした。

 日本新聞協会の山口寿一会長は開会式で「新聞は、人に会って話を聞く作業の積み重ねでつくられ、世の中に真に必要な記事を厳選して載せている。対話的な学び、深い学びの有効な教材になる」と強調した。

 講演した作家苅谷夏子さんは、独創的な国語教育で知られる恩師の大村はまさんが、戦後間もない時期から新聞記事を活用し、子どもの考える力を伸ばす授業に取り組んでいたと紹介。「実社会と結び付いた本物の言葉が新聞にあり、子どもを引き付けた」と語った。

 「新聞で育む深い対話」と題したパネルディスカッションも実施。栃木県立矢板東高校2年の吹上二海さん(16)は「新聞を見ない友人が多いが、社会問題になっていることさえ知らないことがある。新聞はいろんなニュースが目に入り、今まで興味がなかったことにも目を向けるチャンスがある」と話した。

(2019/08/02 秋田魁新報掲載)