講評と最終候補作品
(2017年11月3日 付)

<講評>

西木 正明さん

 新聞社主催の文学賞が沖縄戦を描いた作品に与えられるのは、戦争を語り継ぐ責任からしても意義があること。入選作以外には突出した作品がなかった。

高橋 千劔破さん

 入選作はかなりのレベルだ。最終候補作は全て50歳以上の県外出身者の作品。若い人、秋田の人に頑張ってほしい。秋田に関わる作品がなかったのも残念だ。

森 絵都さん

 文章は巧みで読みやすく、小説としてもまとまっているのだが、一方で看過できない欠陥がある。今回は総じて、そのような作品が多かった。

<最終候補作品>(応募順・敬称略)

  • ▽「一九四五年・チムグリサ沖縄」 大城貞俊(沖縄県宜野湾市)
  • ▽「夕月残照」 飯島隆(札幌市)
  • ▽「影法師」 山本千代久(盛岡市)
  • ▽「プチャーチンの刺客」 阿部ヒデヲ(静岡市)
  • ▽「槐(エンジュ)の手」 小沢真理子(茨城県笠間市)
  • ▽「もう、転ばない」 右川雅基(高松市)