カンボジアの真実 フォトジャーナリスト・高橋智史

 ポル・ポト政権下での自国民の大量虐殺や、20年以上に及ぶ激しい内戦を経て、国連監視の下で第1回総選挙が行われたのが1993年。民主的な国家として再出発したはずのカンボジアでいま、何が起こっているのか―。17年にわたって現地をベースに取材活動を続けているフォトジャーナリストの高橋智史さん=秋田市出身=が、日本のメディアでもほとんど報じることのないカンボジアの真実を伝える。

高橋 智史(たかはし・さとし)
 1981年秋田市生まれ。フォトジャーナリスト。日本大学芸術学部写真学科卒。大学在学中からカンボジアの社会問題を取材。近年は同国の人権問題を中心に取材を続け、国内外のメディアに写真が掲載されている。2019年、写真集「RESISTANCE カンボジア 屈せざる人々の願い」(秋田魁新報社)で土門拳賞。