岸本尚毅の俳句レッスン

 俳句は室町時代に始まり、芭蕉や子規を経て五百年以上続いています。これほど長く命脈を保ってきたのはなぜか。面白いからです。

 俳句は座の文学です。A君の句をB君がほめる。C君はけなす。D君はここを直したらよくなると言う。彼らの議論をE君が面白がって聞いている。テレビの「プレバト」も一つの「座」です。誰かの句に対し、別の出演者がコメントし、夏井いつきさんが添削する。その様子を視聴者が面白がって見ている。

 俳句はたった十七音。サッと読んで、皆でいじって楽しむのに適しています。短歌や小説ではそうはいきません。

 この企画では、子どもから大人までの句を岸本が添削します。添削するともっと良くなると思う句を取り上げます。採用された方は胸を張ってください。

 記事を読んで下さる方は、この句をどう読むか、どう直すかを、岸本と一緒に、是非(ぜひ)ご自分の頭で考えてください。ときには家族や友人と記事を囲んで、岸本のこの句の読みや直しは間違っているんじゃないの、と雑談のネタにして面白がっていただけると嬉(うれ)しいです。

さあ、あなたも投稿してみよう!