動き出すみどり戦略

 環境に配慮した農林水産業を推進する政府の「みどりの食料システム法案」が今国会で審議されている。農林水産業の脱炭素化などを掲げた「みどりの食料システム戦略(みどり戦略)」を実践するための法案だ。成立すれば年内にも施行される。取り組みの柱の一つとなるのが、有機農業の大幅拡大。日本有機農業学会会長の谷口吉光県立大教授(65)に、みどり戦略のポイントを解説してもらう。

谷口吉光(たにぐち・よしみつ)
56年東京生まれ。県立大生物資源科学部教授。専門は環境社会学、食と農の社会学。20年から日本有機農業学会会長。NPO法人はちろうプロジェクト副代表理事。著書に「『地域の食』を守り育てる」、共編著に「有機農業大全 持続可能な農の技術と思想」など。秋田市住。