若者のミカタ
地域の将来を考えるときに大きな鍵を握るのは、社会を活気づかせ、次世代を支える若者たちの存在だ。縮小ループは、逃れられない道なのか。連載「若者のミカタ」を通じ、若い世代の価値観(見方)を知り、若い世代のチャレンジを後押し(味方)することで、秋田の未来を切り開く道を探りたい。
第7部・見えてきたもの
若者の価値観(見方)を知り、若者の挑戦を後押し(味方)することで秋田の未来を切り開く道を探ろうと、元日から始まった連載「若者のミカタ」。第7部はこれまでの各部のテーマを、取材班が連載に登場した若者と振り返る。秋田に暮らす私たちに何ができるのか、見えてきたものを伝えます。
【予告】若者のミカタ第7部、26日スタート
国際教養大生ら設立「県高校留学推進委」
県内の高校生が費用負担なく長期留学できる事業を実現しようと、国際教養大学の学生有志が設立した「県高校留学推進委員会」。寄付金がいくら集まるかは未定だが、賛意を示す企業や個人も多い。委員会は、今年の夏にも第1期生を募り、来年夏には実際に留学先へ派遣したい考えだ。
第6部・私は秋田が好きです
連載「若者のミカタ」第6部は誇れるものと出合い、秋田に居場所を見つけた若者たちを紹介します。
シンポジウム第2弾
6月4日に秋田市で開かれた「若者のミカタ」シンポジウムでは、県内の経営者ら3人とニッセイ基礎研究所(東京)シニアリサーチャーの天野馨南子さん(50)がパネルディスカッションした。若者に選ばれる秋田になるため、地域社会や組織に潜む不寛容さをどう乗り越えていけばいいかを考えた。
不寛容な時代を生きた私からあなたへ
不寛容さや理不尽さを感じながらも生きてきた世代の人たちは今、何を思っているのだろう。本紙連載「若者のミカタ」取材班は、60代の2人の女性から現代を生きる若者へ伝えたい思いを聞いた。「不寛容な時代を生きた私からあなたへ」―。
第5部・秋田には何もない?
秋田で暮らす若者たちは何を楽しみに、どんな生活を送っているのでしょう。「秋田には何もないよね」。若者はよくそんな言葉を口にしますが、本当でしょうか。連載「若者のミカタ」第5部は、休日の若者たちのリアルな姿を追います。
- 笹村綾子さん(三種町) ないもの探しやめ、行動しよう2022年5月21日
- 髙橋周平さん(秋田市) 秋田ならではの刺激求める2022年5月21日
- 米村岳さん(美郷町) すぐそこにある大自然に夢中2022年5月22日
- 桐生文佳さん(由利本荘市) 休日の遊び方の選択肢増えた2022年5月22日
- 森川聖さん(北秋田市) わらび座は心地良い私の居場所2022年5月23日
- 田中早紀さん(秋田市) 県内巡り、新たな魅力を発見2022年5月23日
- 鈴木康平さん(八郎潟町) 家族との時間、仕事の活力に2022年5月24日
- 佐々木禎尚さん(北秋田市) 何げない日常に幸せ感じる2022年5月24日
- 佐々木群さん(羽後町) 自然に遊んでもらう感覚がいい2022年5月25日
- 石上沙也花さん(上小阿仁村) 映えるスポット見つけたい2022年5月25日
移住定住編
若い世代が移住や定住を考え、住まいを得ようとした時、特に不動産業者が少ない町村部では情報がほとんど出回らず、住む場所がなかなか見つからない場合もある。若い世代の移住定住が多い五城目町に焦点を当て、家探しのリアルと、課題解決へ向けた新たな動きを追う。
シンポジウム
地域の寛容性をテーマとした「若者のミカタ」シンポジウムが3月27日、秋田市で開かれた。「LIFULL HOME’S総研」所長の島原万丈さんが基調講演。島原さんと、秋田を舞台に挑戦を続ける若者4人を交えたパネルディスカッションも開催。寛容な秋田をつくるための方策や、若者が秋田に関心を持つために何ができるかを探った。
第4部・暮らしたいと思える街に
さまざまな仕掛けで街に若者を呼び込もうと、奔走する人たちがいる。連載「若者のミカタ」第4部は、若者が暮らしたいと思える街づくりに取り組む人たちと、その熱意を伝える。
- 暮らしたいと思える街に(1)楽しい思い出、子どもたちに 老舗酒店をリノベーションしたのしろ家守舎2022年4月5日
- 暮らしたいと思える街に(2)地元への愛着を育てたい ナイトマーケットや朝市を開催する松本紘幸さん、さとりさん夫妻2022年4月6日
- 暮らしたいと思える街に(3)わくわくする市、自分たちで 当事者の思いを市に提言、にかほ市若者100人会議2022年4月7日
- 暮らしたいと思える街に(4)地域の魅力、仲間と共に磨く 船川を変えようと動く船木一人さん、福島智哉さん、佐藤毅さん2022年4月8日
- 暮らしたいと思える街に(5)街が持つ魅力、引き出したい リノベーションでにぎわいつくるシービジョンズ2022年4月9日
- 暮らしたいと思える街に(6)駅前から川反、店でつなごう 歩いて楽しい街を提唱するNPO法人リコリス2022年4月10日
番外編
第3部・挑戦を応援しよう
挑戦を後押しできる地域には、若者も集まる。連載「若者のミカタ」第3部は、夢を追う若者たちはどのように背中を押され、秋田での挑戦を決めたのか、彼らが感じる後押しとは何かを探る。
- 挑戦を応援しよう(1)男鹿の人々、夢に共感してくれた 酒醸造所開業の岡住修兵さん2022年2月27日
- 挑戦を応援しよう(2)否定せず背中を押してくれた 地元に戻り起業した阿部円香さん2022年2月28日
- 挑戦を応援しよう(3)親身な伴走型支援が支えに 移住してカフェを営む村松大地さん、寛子さん2022年3月1日
- 挑戦を応援しよう(4)祖父母らの応援が起業の力に 生まれ故郷で起業した双子の石田健佑さん、陽佑さん2022年3月2日
- 挑戦を応援しよう(5)充実したサポート体制に安心感 移住して就農を目指す田中彩弥代さん2022年3月3日
- 挑戦を応援しよう(6)挑戦を肯定する風土に引かれ ほれ込んだ町で起業した村岡悠司さん2022年3月4日
第2部・雇用の質を高めよう
若者が秋田で暮らしていくためには、働く場が欠かせない。連載「若者のミカタ」第2部では、県内で生き生きと働く若者を訪ね、彼らが仕事や職場に求めるものを探っていく。
第1部・女性が生きやすい秋田に
アンコンシャスバイアスや閉鎖的な社会を嫌い、多様な生き方を求める若い女性たち。連載「若者のミカタ」第1部は、秋田を不寛容と感じる、そんな彼女たちの声に耳を傾ける。