[第17回]

家あり金なしで帰京

(2017年12月29日 掲載)
潟上市大久保にある父の墓前に手を合わせる筆者(11月1日)

 11月10日。人力車遠征から帰京した。冒険直後はいつも「家なし金なし」だった。遠征に行くときは資金を節約するために家を引き払うからだ。今年も貯蓄は底をつきかけていたが「家あり金なし」だ。これは大きな違いである。活動を支援してくださる方の厚意でほぼ無料でマンションの1室を使わせてもらっている。遠征中は荷物を置きっ放しでよかった。いつもはレンタル倉庫を借りて荷物を詰め込む必要があり、かなりの手間だったので大きな違いだ。冒険前と同じ家に住めることで「もしかしてオレは社会的にちゃんとしてきたんじゃないか」と思ってみたりするが、そもそも34歳であることを冷静に考えると、この感じ方が全くの勘違いであることに気付く。