[第10回]

ノルウェーで大人気! 一日中屋外で過ごす「自然幼稚園」

(2017年1月13日 掲載)
雨や雪が降っても、ずっと外にいる。そんな幼稚園がノルウェーでは大人気だ Photo:Asaki Abumi

 ノルウェーには、「自然幼稚園」と呼ばれるものがある。驚くなかれ、そこでは、たとえ雨や雪が降っていても、子どもたちは親が迎えにくるまで、一日をずっと屋外で過ごすのだ。日本、いや、多くの国々では恐らく考えられないこの幼稚園。ノルウェーでは大人気で、各地で定員オーバーとなり、入園できない子どもがいるほど。今回、噂で聞いていたこの幼稚園を訪問することができた。

 ノルウェーの5大フィヨルドのひとつに数えられる「ハダンゲルフィヨルド」地帯。美しいフィヨルドと果樹園が連なる絶景を求めて、夏には世界中から旅人が訪れる。このフィヨルド観光の寄り道スポットでもある自治体オイステセでは、日本人旅行者の姿も多く見かける。

 観光シーズンを過ぎた冬、ひっそりとした静けさの中、ひんやりとした風が吹いていた。筆者が訪れたのは、この土地にあるビョルケテイゲン幼稚園。この幼稚園では、日本のように屋内中心で時間を過ごす子どもと、一日をずっと屋外で過ごす子どもでクラスが分かれている。このようなクラスは国内各地の幼稚園にあり、「自然クラス」などと呼ばれる。幼稚園を卒業する最後の年に自然クラスに入る子どもが多く、どこも定員オーバーだ。