原風景には馬がいる

(2016年3月14日 付)
戦後しばらく、県内各地では馬を競りにかける市が立っていた=昭和32年ごろ、鹿角市

 各地に残る民謡には、馬を題材にした唄が多い。荷役馬を引く馬追(うまおい)や馬子(まご)、馬の仲買に当たった馬喰(ばくろう)などを歌った唄だ。峠の夜道を独りぼっちで越える時の心細さを紛らそうとしたり、馬喰稼業の喜怒哀楽を表したりしたんだ。それだけ馬と人が密接だったということだろう。