
日本海中部地震40年:識者の視点(下)想定疑い、率先避難者に 東大大学院・片田敏孝特任教授(災害社会工学)
災害は、時に想定を超える規模や形で発生する。その時、いかに行動できるかが、自分と大切な人の命を守る鍵になる。東日本大震災以前に岩手県釜石市で継続的な防災教育を展開し、中学生らの率先避難につなげた東大…
災害は、時に想定を超える規模や形で発生する。その時、いかに行動できるかが、自分と大切な人の命を守る鍵になる。東日本大震災以前に岩手県釜石市で継続的な防災教育を展開し、中学生らの率先避難につなげた東大…
日本海中部地震は、津波到達までの早さ、広範囲の液状化などで災害史に刻まれる出来事だった。過去の国内外の災害を主に研究している秋田大地域防災減災総合研究センターの水田敏彦教授(54)=地震工学=に、地…
地震と津波は、いつか再びやってくる。「その時」に備え、私たちはどんな準備をすればいいのか。地域住民や児童生徒の防災力向上を目指し、各地で「防災キャンプ」を展開している日本赤十字秋田短大介護福祉学科の…
日本海中部地震の犠牲者をしのび、発生日の5月26日に献花式が開かれた能代市の能代港近く。慰霊碑の向こうに広がる日本海は穏やかで、40年前のこの日に津波で多くの犠牲者が出たとは想像がつかなかった。
日本海中部地震では秋田県沿岸部の交通網が寸断され、被災地へ支援物資が届けられた。当時、日本赤十字社県支部の入社3年目の職員だった碇谷壽朗さん(64)=秋田市楢山=は、発生直後から支援物資の輸送に奔走…
日本海中部地震の津波は、震源から約150キロ離れた仁賀保、金浦、象潟の旧3町(現にかほ市)の沿岸にも押し寄せた。
「災害はいつ、どこで起きるか分からない。だからこそ被害を軽減し、速やかな復旧につなげるためにも、避難場所の確認といった備えをしておく必要がある」。元秋田県警警察官で県防災アドバイザーの渡部健悦さん(…
一見して強固な地盤が、地震の揺れで崩壊する液状化現象。日本海中部地震では秋田県沿岸の広範囲で発生し、住宅やインフラ、農業に大きな被害を与えた。秋田高専名誉教授の伊藤驍(たけし)さん(82)=地盤工学…
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